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さわらび家飲み塾

~きょうの気分は?~

恋のゆくえ ~メキシコ物語⑤~

吉岡慎一郎です。 

sawaravie.hatenablog.com

今日はタスコの町を散策して昼過ぎにメキシコ・シティに戻りました。

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月曜日の客先との最終打ち合わせを控え 技術部門と営業部門の調整が必要だったのです。ミィーティングの場所はホテルのスイート・ルームです。「誰が泊まるのか?」ですか? 明日、客先に表敬訪問するため、アメリカ出張中の専務が急遽来墨、宿泊されます。その広いスイート・ルームの一室を使ってのミーティングです。

ミィーティングが始まると、まず海外営業部の二木部長から提案がありました。「英語でやりましょう」ミーティングのメンバーは日本人だけです。みんな無言です。

率先して、二木部長が話し始めました。船田先輩も英語で続きました。営業から建設スケジュールに関する質問が出ました。私が回答しなければいけません。覚悟を決めて英語で話し始めようとしたときです。

「技術屋は日本語で勘弁してもらおうか、なあ、吉岡君」 阿川部長です。「客先には、英語でプレゼンするわけですから練習を兼ねて」と、二木部長です。「二人に違うことを言われると困るよなぁ、吉岡君」と、阿川部長。

さっさと切り上げてゆっくり休んだ方が、明日よい結果がでるという阿川部長の主張が通り、ミーティングは日本語で行われました。

ミーティングのあと船田先輩の部屋に呼ばれました。「駄目だった」 船田先輩はぽつりと言いました。「駄目ですか」と、私が訊くと、船田先輩は黙って頷きました。

「あの女性は彼に会えたんですか」 「いや、会えなかった」 男に女性と会う気持ちは全く無かったそうです。

はるばる日本から独りでやって来たのだから、会うだけでも会って上げたらと説得を試みたそうですが、男は取りつく島もなかったそうです。

「頼みもしないのに、勝手にきたんだから」と、けんもほろろだったそうです。「それで、どうするんですか」と、私が訊ねると、「明日の便で日本へ帰る」 「可愛そうに」 それがそうでもないみたいなんだ。「これで、すっきりした」と、彼女は笑ったそうです。

女がますます分からなくなつた」船田先輩の言葉です。私も同感です。

 今夜の夕食は燦鳥(サントリー)で和食でした。

きょうの気分は、メキシコでの恋の行方・・そんなことを考えながら、海外でおなじみの「カリフォルニアロール」と「日本酒」で。

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Nos vemos.(ノス ベモス)・・またお会いしましょう。

   
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