ジャパニーズ・オムレツ?
飛行機はソフィアに到着した。空港の建物の上に看板が出ている。
СОФИЯ
コ???、NとRが裏返しになっているし、とんぼか蝶々みたいな字は何だろう。これでソフィアと読むのか?一国の首都の空港が、まるで、ローカル空港のようだ。
イミグレーションを通り外へ出ると、若い男が近付いてきた。「山西さんですか?」ちょっとたどたどしいが日本語である。ストコフと名乗ったあと、今日はソフィア泊まりだから、ホテルに案内すると言う。
工場の建設現場へは明日案内すると言う。
迎えにきていたバスに乗り込む。ベンツのマークがついたバスだ。車窓には田園風景が広がる。30分ほど走ると市街地に入った。バスは石造りの重厚な建物の前に止まった。
ホテル・バルカン。
ストコフがレセプションで話していたと思うと、キーを二本持ってきた。案内された2階の部屋は、天井が高く広い。ベッドはダブル。立派なものだ。
ベッドに横になってみると、バネが弱い。真ん中がへこみ腰が曲がって落ち込んでしまう。これでは、腰を痛めてしまいそうだ。
いつの間にか寝ていたらしいのだが、電話のベルに起こされて、受話器を取ると久保田さんから食事へ行こうという誘いだった。
ΡΕСΜΟΡΑΗΜ ペクモパーム? これでレストラン? メニューを見ると、Japanese omeletteとある。二人ともこれを注文した。出てきたのはオムライスだった。
吉岡記
ネットで見ると、ホテル・バルカンは現在シェラトン・ソフィア・バルカンとなっている。ずいぶん、設備がよくなって、バスタブの栓も完備されているに違いない。ただ、オムライスは昔のままかも知れないが。
きょうの気分はピリッと辛いものを食べたくなり「マグロのユッケ風」「ニラチヂミ」「キムチ」に炭酸の利いた「マッコリ」で
マッコリは口当たりがよく、ついつい一本空けてしまう。
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