ハラスメント昨今
下戸の西川春樹です。
随分久しく本を読んで居ませんでしたが、タイトルに引かれて手に取りました。『出世する人は一次会だけ参加します』副題:会社人生を決める7つの選択 著者:平康慶浩 日経プレミアムシリーズ 日本経済新聞出版社
出世する人は一次会だけ参加します ―会社人生を決める7つの選択 (日経プレミアシリーズ)
- 作者: 平康慶浩
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社
- 発売日: 2015/11/10
- メディア: 新書
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誤解のないようにお断りしておきますが、出世したいがために読み始めた訳ではありません。出世と言う二文字ではなく、一次会と言う文字に反応しました。
出世に関する記述は極力飛ばして飲み会に係わるところを拾い読みしています。指導や人事の件で上司が飲みに誘うのはハラスメントになるので気を付けるべきだと書いてあります。
僕の若い頃はハラスメントなどという言葉さえありませんでした。いや、ハラスメントという言葉はあったのでしょうが最近のような意味で使われることはありませんでした。というより、むしろその当時、ハラスメントという概念が存在しなかったと言う方が正しいのでしょう。
父から聞いた話なのですが、会社に入って間もない頃、上司から、お前は酒が飲めず可愛そうな奴だと何度も言われたそうです。父は僕に輪を掛けたような下戸で、奈良漬を一枚食べただけで顔が真っ赤になるほどです。
時代が変わったと言えば、それまでですが、今なら、父が言われたような話は、当然ハラスメントと見なされるに違いありません。今にして思えば、これはアルコール・ハラスメントとでも呼ぶべきものだったのでしょうか。
話は変わりますが、去る7月9日最高裁で、飲み会の後で起こった自動車事故死に、労災判決が下りました。
その人は、上司から飲み会に誘われ出席したあと、泥酔した同僚を家まで送り届けました。そのあと、翌日までに完成させなければならなかった書類を仕上げるために会社へ戻る途中に事故にあい死亡したのです。
一審、二審で敗訴したにもかかわらず、最高裁で勝訴を勝ち取った奥さんの忍耐力に乾杯!
そんなきょうの気分は「鍋焼きラーメン」で。先日、高知へ出張に行った際、立ち寄りました。
鍋焼きですが、麺は全然伸びずにキジ肉でとったスープが格別でした。
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