うりぼう後日譚
笛寺だ。
天中川の近くに住んでいる友人がメールで写真を送ってきた。見るとうりぼうの写真だ。川の流れをこちら岸へ渡ろうとしている。写真から見ると、うりぼうとは目が合っているように見える。
友人からのメールによれば、うりぼうは川の流れの向こう側にいたのだが友人を見つけると友人を見上げながら、川を渡って来たらしい。天中川は堀割のようになっているので、足元までやって来たうりぼうは川底から友人を見上げて、物欲しそうに頭を上下に細かく揺すっていたそうだ。あの様子から判断すると、あのうりぼうは人から食べ物を貰いなれていると思ったそうだ。
もともと、あの川にいた2組6頭のファミリーは、親が射殺され、子供は山へ戻されたと聞いているが、その話はもう半年以上前のことだから、このうりぼうは全く別の子供だ。
あの後、猪が山から川底に降りて来ないように、金網を張って出入り口を塞いでいたはずなのに、金網に穴でもあいたのだろうか。誰かが役所に連絡して山へ戻されると思うが、一度人から食べ物を貰うことを覚えてしまうと、生涯治らないのだろう。
そんな中で、街中での猪の被害は収まるどころか増える一方で、以前はスーパーなどのビニール袋が狙われるケースが多かったのだが、聞くところによると、最近は買い物用のカートが襲われる被害まででているそうだ。
思い出したが、昨日の夜、小用があって外出したところ、自販機の下に駆け込む鼬(いたち)を見かけた。街中の鼬は鼠などの小動物を捕まえて食べ、人を見かけると素早く逃げるので、人に迷惑をかけることはない。
最近はようやく涼しく秋らしくなってきたので、また山歩きでもしてみようと思う。山道でまた鼬に出会うかも知れない。
最後になったが、ラグビーの平尾誠二さんに、心から哀悼の意を捧げる。
そんなきょうの気分は「鯛の塩焼き」に「ひじき・白和え・ゴーヤのつまみ」と「極上吉乃川」で。
神戸製鋼コベルコスティーラーズ、明日のHondaとの試合には是非勝利してもらいたい。
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