ちょいと婆さん後日譚
笛寺だ。
錦織はお尻痛い痛いで、ジャパン・オープン途中棄権は残念だった。
先日、天中川で友人が「ちょいと婆さん」とたまたま出会ったそうだ。婆さんは友人に向かって「最近猪を全然見かけなくなった」と、手に持った食パンを見せびらかしながら話しかけてきたそうだ。まったく懲りない婆さんだ。
友人は親猪が射殺されたこと、子供たちは山へ返された事を伝え、心ない人が餌を与えたりするからだと諭したところ、「でもお腹が空いたら可愛そうでしょう?」と全く反省の色が見られない。
「あなたのように餌を与えたりする人が絶えないことが、結局猪を死に追いやったのです」と言い渡してようやく自分の非に気付いたようで、それからは人が変わったように、盛んに、悪いことをしてしまったと繰り返し、沈みこんでしまったらしい。
そんな話を聞き、久しぶりに天中川へ行ってみた。もちろん、猪の姿は見えない。夏の初めに雑草の刈り込みをしているはずだが、 川縁(かわべり)にはピンクの芙蓉の花が咲き、薄(すすき)も穂をつけている。一世を風靡した後、絶滅の危機に瀕し、今辛うじて生き残っているセイタカアワダチ草も黄色い細かい花をつけていた。
草木の生命力には目を瞠(みは)るものがある。ところで、芙蓉と木槿(ムクゲ)は花がよく似ているが、木槿は細い枝が真っ直ぐ伸びて花をつけるのに、芙蓉はこんもりと枝が茂り花をつける。
ところで、俺が殉職したという噂が流れているようだが、全くのデマだ。明日は非番で、高校時代の友人とテニスだ。愛用のラケットを手入れしておこう。 フェデラーモデルのラケットが出たようでまた欲しくなる。
きょうの気分は「ほっけの開き」に「焼酎水割り」で。
最近、ちょっと飲みすぎで明日のテニスでは走れるか・・
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