寒露の候
標野 茜です。
早いものでもう、十月、神無月です。出雲地方に神様たちが出向いて行かれるので「神無し月」一方、神様たちが集まって来られる出雲地方では「神在月」と言われるそうです。
新聞のちらしに、おせち料理の広告が入っていたのに驚かされました。もう、そんな時期なんですね。
昨日10月8日は、寒露でした。秋が日増しに深まり、草木に露が宿るころです。七十ニ候としては、
鴻雁来(こうがん、きたる):雁が渡って来る。
菊花開(きくのはな、ひらく):古くから愛されてきた菊の季節。色々な所で菊花展なども開催されているのではないでしょうか。
蟋蟀在戸(きりぎりす、とにあり):野にいた虫たちが人家に近づいてくることを意味し、今で言う、こおろぎを昔はきりぎりすと呼んでいました。
今朝、歩いていてデュランタ宝塚の紫の花を見かけました。夏の花だと思っていましが、まだ花をつけています。花に混じってつやつやとした鮮やかな黄色い実があります。紫の花からは想像できないような6㎜ほどの実です。
おやっ、くんくん、これは金木犀の香りですね。どこにあるんでしょう?匂いはすれども姿は見えずです。
そんなきょうの気分は「野菜の天婦羅」と「銀杏」に「熱燗」で。
やや熱めに燗をしたお酒が胃にしみわたります。
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