僕がゴルフをやめた訳
東谷です。すっかりご無沙汰しています。前回投稿してから早いものでひと月も経っていたんですね。
河内君はゴルフを続けていますが、僕は7年前にゴルフをやめました。
海外での仕事が多いことから、外国でゴルフをしたことも何度かあります。エジプトの砂漠の中のゴルフ場でプレイしたときは、白い顎鬚(あごひげ)を蓄えたベテランキャディが、専属でバッグを肩に担いでくれて、まるでプロのようなラウンドを経験したこともありました。
僕がゴルフをやめるきっかけになったのは、オーストラリアのあるカントリークラブでの話です。
その日は老夫婦がのんびりとラウンドしていました。二人のバッグが少し変わっていて、クラブをいれる筒の横がスツールになっており、そこに腰掛けることができるのです。疲れたときは、座って休憩するらしいのです。
このゴルフ場、キャディはいないので、みんな自分でバッグを持って移動です。カートもありません。
簡素なクラブハウスにはレストラン等はなく、売店で、サンドウィッチなどを買い求めて、胃に納めると直ぐにイン・コースをスタートします。アウトだけ回って早々に切り上げて帰る人も結構います。
その日はスタートが遅かったので我々の組が最終組でした。10番ホールのティーイング・グラウンドに立つと後に子供たちがやって来ました。
私達がスタートすると、子供たちは後をボールを打ちながら追っかけて来ます。聞いてみると、最終組がスタートしたあとは、コースは10オーストラリア・ドルで子供たちに開放されているのだそうです。
その日、ラウンドが終わったあと、そのゴルフ場のメンバーからパーティに誘われました。クラブハウスとは別に小さなコテージ風の建物があり、そこでカントリークラブのメンバーだけが集まるパーティが開かれるのです。そこにゲストとして招待されたのです。
パーティでは、みんな銘々に楽しんでいました。僕がアルコールが駄目と知ると、ノンアルコール飲料が、ジュースはもちろん、ビールもワインも準備されていました。
僕は、その時、河内君と一緒に回った大学のゴルフ場を思い出していました。クロスカントリーのコースと兼用のコースは、お世辞にも立派とは言えません。キャディーもいないので、自分でバッグを担がなければなりません。
日本でのゴルフはと言えば、早朝に家を出て、ワンラウンド・アンド・ハーフを回って遅くに帰宅する。ラウンド中は、4人1組でキャディーの女性にバッグを運んで貰い、ティショットでミスショツトをすば、ファーと叫んで貰う。そんなゴルフが嫌になったのです。
しかし、ゴルフそのものが嫌いになった訳ではありません。もし、叶うなら、いつの日にか河内君と二人でのんびりとゴルフを楽しめたらと考えています。そんなきょうの気分は「鴨なんばん」
これから鴨が旨くなる季節で楽しみです。そして、先日訪ねた友人宅で見つけた「小さな秋の風物詩」も見て下さい。