おきゃく
坂本龍子です。本日は土佐のこうーちのお話を。
今から十数年前かに初めて勇んで高知へ。目的は龍馬しゃんの故郷を訪ねること。
高知到着後すぐに町の中心お城近くの商業施設「ひろめいちば」へ。珍しい名前ですよね。元は、土佐藩の家老 深尾弘人蕃顕(ふかお ひろめしげあき)の屋敷があった場所で「弘人(ひろめ)屋敷」が由来で「ひろめいちば」になったそうです。
さてさて、そこは午前と言うのに まぁ沢山の酔客、腰かける処もないキに。しかし心配ご無用、生中片手に突っ立ってると、どこからともなく、こっち、こっちが空きゆうにとのお誘いが。ここでは、相席当たり前、即友達になり、かんぱーいとなるらしい。
ピチピチしたはちきんさん、鉢巻きの漁師らしき塩から声のおんちゃん、ゆび先の青いお兄さん・・藍染めの職人さんとか、出張してきたビジネスマン、カツオのたたきのオオモリをかぶりつく少年(お酒は飲んでません)等々。
その豪快さにこちらもつられ、「がしらのから揚げ・かつおのたたき・ビール」を求めて高知城へ “いざ登城!” ここのお城 一度は国宝に指定されていたらしいが今は重要文化財に指定され、数々の難儀を超え、“幸運の城”とも言われているそうです。まあまあそれよりおきゃくする場所、
高知の言葉で良く聞くおきゃくとは? 宴会のことなのです・・・良き響きですね、人間味があって、さすが南国高知です。
がしらのから揚げが冷める、と前をみると銅像が。夫に自分の蓄えから馬を送った山内一豊の妻千代さんでした。幕末の4賢候の一人、15代藩主豊信候(容堂)のご先祖さまです。
豊信候はとてもお酒を愛し(鯨海酔候)と自ら言われたそうな。歴史好きな私、実は秘密ですが(千代さんの銅像の前なので少々小声です)どちらかと言いますと山内家よりその前の長宗我部元親・そして妻菜々さんが好きですね~。一時は四国全土を治めたこともあるのです。
ところで我が坂本龍馬さんご先祖は長宗我部に属していたらしいので、彼は身分も低く、もしかしたら、このお城に登城したことなかったのでは?ご存知の方教えてくださいませ。
さあ私もおきゃく、「がしらのから揚げ」は高温で揚げているので、骨までバリバリ!パリパリ過ぎて多少口が痛い、「たたき」もさすが高知のかつおは味が違います。最近は塩たたきをよく目にします。
「たっすいがは、いかん!」と地元民のような顔をしてグビッと飲むビール!これがたまらんキに、高知を後にするとまた帰りたくなる近いうちにまた来ますき。
そんな土佐に思いをはせた、きょうの気分は「サバの押し寿司」に「数の子わさび漬け」と「八海山の大吟醸」
サバはこれから脂がのってきて、益々美味しくなる季節ですね。土佐の清水サバが恋しいです。