さわらび家飲み塾

~きょうの気分は?~

フィッシュ・ハンター青鷺

笛寺だ。

sawaravie.hatenablog.com

昼休みに気分転換のため外に出てみた。消防署の建物の東を三好川が流れている。川はJRの本線の上を跨いだあと、国道の下に潜り込んで流れている巾20メートルほどの人工河川となっている。川は全幅コンクリート製である。川底には自然石が敷き詰められている。

その人工の急流でいつも餌の小魚を待ち受けている青鷺がいる。慣れたもので、人が少々近づいた位では逃げる素振りも見せない。それどころか、獲物の小魚を嘴で捕らえたときは、得意気な顔つきで回りを見回わす。

その青鷺が今日はいない。

実は、この青鷺、餌場がもう一つある。ここから50メートルほど上流の小さな滝が本来の餌場なのだ。昼休みも終わりに近づき職場に戻ろうとしたとき、くだんの青鷺が飛来した。悠然と回りを見渡している。

と、突如嘴を流れに突っ込んだ。青鷺が頭を挙げたとたん銀色の輝きが眼に飛び込んできた。さっそく、獲物を仕止めたのだ。うん、どんなもんだという顔をしている。

そうだ、近寄って記念写真を1枚。逃げるなよ。

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よし、うまく撮れた。今日は定時で帰って青鷺の写真でも見ながら・・・

あっ、思い出した。この前京都へ行ったとき白川の川沿いの料亭の板場を覗いている青鷺がいた。中の板長に餌をねだっていたに違いない。

あの様子から察する限り、「青鷺はん」は常連客と見た。さすがに、京都の「青鷺はん」は、やんごとなきお公家様だ。

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そう、そう、白川と言えば「白河の清きに魚も棲みかねて、もとの濁りの田沼恋しき」という戯れ歌があった。白川には魚がいないのか。それでおねだりなのか。しかし、白川と白河とは違うからなぁ。

ともあれ、白川のおねだり青鷺と、三好川のワイルドな青鷺とは雲泥の差がある。どちらが好きかって? それは訊くだけ野暮だろう。

うーん、きょうの気分は「豚肉と野菜の八幡巻き、アスパラとカッテージチーズ、熊本の高田蒲鉾のサラダちくわ」に「極上吉乃川」で。

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サラリとした透明感のある吟醸酒で、カッテージチーズにも合う。

  

   

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