秋立つ
標野 茜です。今日は、8月7日 立秋です。
一年を夏至と冬至で二等分します。それを春分と秋分で更に二等分し、これで四等分です。その四等分の更に真ん中が立春、立夏、立秋、立冬です。
立秋の中の数日で涼風至(すずかぜいたる)と呼ばれる日々があります。なんだか宝塚歌劇の女優さんにでもいそうな名前ですね。しかも男役で。「暑い盛りだが、ときおり涼しい風が吹く 」想像しただけで、爽やかな心持ちになります。
しかし、現実はと言うと、暑い、暑い、暑い。何回繰返しても暑いですね。とは言っても、時は着実に移ろい、時候の挨拶も、“暑中見舞”から“残暑見舞”に変わります。
蝉の声もいつしか盛りを過ぎ、今は行く夏を惜しむかのように鳴いています。油蝉やみんみん蝉が、つくつく法師に替わると、いよいよ秋も近づいてきます。
“秋来ぬと目にはさやかに見えねども、風の音にぞおどろかれぬる”
古今和歌集にある三十六歌仙の一人、藤原敏行の歌です。私の好きな歌の一つです。早く、涼やかな風の音を聞いてみたいものです。
リオ五輪に続いて夏の高校野球も始まり、熱い闘いが続きますね。選手のみなさん、頑張って下さい。縁側に蚊取り線香をつけてきました。団扇(うちわ)で応援しながら、
きょうの気分は「冷たく冷やしたゴーヤの酢の物、パプリカそしてちくわきゅうり」に「冷酒」で。
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