どうしよう、告白されました
書店でバイトの原田です。
自転車置き場ができてから、店への通路がきちんと確保され、来店されるお客様にご迷惑をお掛けすることが少くなりました。店長も喜んでいます。その店長なんですが、けさ私の横に立って何だかもじもじしているんです。
「えっ?なんですか?」
「実はな・・・」
まだ、もじもじしています。ひょっとしたら、告白?ここは、お店ですよ。それに、私は夫も子供もいる身ですよ。困ります。何だか、こちらまで緊張してしまいます。
「思いきって言うけど」ついに・・・
「へい」はっきり「はい」と答えた積もりでしたが、声が震え「へい」と言ってしまいました。なんや丁稚どんみたいやんか私。
「今度、自分でブログ始めたんや」えっ?えーっ?なにそれ?もじもじすることとちがうやんか。なんや、そんな告白?緊張して損したわぁ。
手のひらにうっすら汗をかいてしまいました。これって、私のほうがおかしいんやろか?
「おかしいか」真面目な顔で店長が訊いてきます。
「いえ、何もおかしいことないですよ」おかしいのは、私かも知れへんと言い掛けて慌ててやめました。
「街の本屋は絶滅危惧種か」
「なんですか?それ」
「ブログのタイトルや。やっぱりおかしいか」
「いえいえ、なにもおかしいことなんかありませんよ。それより、論文のタイトルみたいですね」
「やっぱり、おかしいか」
おかしいない言うてるのに、ひつこいひとやなぁ。もう、腹立ってきた。あっ、お客様や。「はーい」
ちょっとドキドキしたきょうの気分は「鯛の塩焼き」に「がんもどきの炊き合わせ」「高菜の炒め物」に「熱燗」で
高知に行ったときに買った尾戸焼の徳利、藍色の呉須で絵付けされたものです。お気に入りのものです。
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