パワ・ハラ昨今
下戸の塾生、西川です。
先日、大手広告代理店の若い女性社員が100時間を越える残業のせいで過労自殺したという痛ましいニュースが大きく報じられました。たまたま、この前の日曜日、母に用事があって家を訪ねたら、暇を持て余している父に捕まり、話題が過大な残業時間のことになりました。
父が入社した時、複数の大きな注文が舞い込み、業務は多忙を極めたそうです。父が所属する部の部員は一人の例外もなく100時間を越える残業を強いられたそうです。
当時は、土曜日が休日ではなく、土曜日も普通通りに働いた上での残業だから、現在の労働条件に合わせると140時間になんなんとする残業だったそうです。日曜日も月一回かよくて二回しか休めなかったそうですが、部員は全員何事もなく、過酷な労働条件に耐えたそうです。
父に言わせれば、大手広告代理店の若い女性の場合、残業時間の多いこともさることながら、それ以外の環境に問題があったのではないかとのことです。例えば、長時間働いたにも拘わらず思ったような成果が得られなかった時の精神的な落ち込みがいかばかりかは容易に推量出来た筈だが、そのフォローができていなかったのではないかと父は話していました。
話は変わりますが、父はこんなことも話してくれました。
父が入社した時、会社の概要説明があり、人事の担当者から、「有休休暇はすべて消化して下さい。当社は休暇を金で買い上げるようなちゃちな会社ではありませんから」と、言われたそうです。
ところが、一年目は、多大な残業こそすれ、休暇など取るどころではなく過ぎて行ったそうです。
仕事も一段落した入社して二年目のゴールデンウィークのとき、九州から奄美大島への一人旅を計画した父が三日の休暇を申請したところ、所属課長から呼ばれて、西川君は結婚でもするのかと嫌味たっぷりに言われたそうです。
今なら、こう言う言動はパワー・ハラスメント、パワ・ハラと言われるのでしょうね。
きょうの気分は「おふくろの味」・・「さんまといかの刺身」「納豆・おくら・ワカメの和え物」「きのこのみそ炒め」に「豚汁」
これからの季節、「豚汁」のうまさが、下戸の僕には五臓六腑にしみわたります。
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