さわらび家飲み塾

~きょうの気分は?~

あかね舞う

標野 茜です。

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おととい、近くを流れている小川で、あかねを見ました。そう”赤とんぼ”です。でも一匹だけ。もう少し涼しくなると群れをなして飛ぶようになるのですが、一昨日はただ一匹。ちょっと淋しそう。

あかね、私のペンネームと同じ名前ですからとても親しみを感じます。

これまでは、"しおからとんぼ"しか見なかったのに、秋が着実に近づいてきている証拠でしょう。

二十四節季で言えば8月23日から9月6日は、暑さがやむという意味の処暑。9月1日は立春から数えて210日目。二百十日は二百二十日とともに台風の特異日とされていますね。

2014年夏にはじまったエルニーニョスペイン語の男の子の意)が今年の5月中旬に最長の記録を残し終息。それにかわりラニーニャ(女の子の意)現象がはじまり、猛暑が予想されていたそうですね。予想は残念ながら的中。そして台風の発生が少ないと言われていましたが、ここにきて台風9号、そして迷走中の台風10号と日本列島にやってきました。 

暑さがやむと言ってもまだまだ暑いですね。しかし、あれほど賑やかだった蝉もそろそろ店仕舞い。枯れた木の枝に卵を産み付けて短い地上での命を終わります。翌年孵化した幼虫は雨の日に柔らかくなった土に潜ります。

一般的に蝉は土の中で7年暮らして地上での命は一週間。アメリカでは、13年蝉とか17年蝉とか言われる蝉もいて、彼らは一週間の地上の命を享受するために、13年、17年の暗く長い地中の生活に耐えねばならないのです。しかし、17年の命を全うするとなると、犬とか猫とかと比べて何の遜色もない寿命ですね。どちらが幸せなんでしょう。生きとし生けるもの、いつかはこの世を去ります。せっかく与えられた命、精一杯生きたいものですね。

そして今は、鱗雲を背景にして群れ飛ぶあかねの命の煌(きら)めきを早く見たいものです。

そんなきょうの気分は、「イワシの梅煮」「ゆず大根」と高知 司牡丹の「船中八策」で。

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生姜と梅でサッパリと煮た旬のイワシ、よく冷やした超辛口の味わいがキリリと引き立ちます。

   

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