与論献奉恐るべし
下戸の東谷です。
西川さんの投稿読みました。
僕も学生時代に同じような経験をしたことがあります。自分のアルコール許容量も知らずに飲んでしまった失態です。
その時は、翌日が、実験でした。実験だけは、どうしても代返(だいへん、もう死語でしょうか)がきかないので、本人が出席するしかありません。二日酔いで頭がずきずき痛む4時間は苦痛以外の何物でもありませんでした。同病相憐れむ、と言ったところでしょうか。西川さんにもご理解いただけると思います。
今日は、下戸噺を一つご紹介します。
下戸にとって、上司から誘われるのも断りにくくて困るのですが、最も頭を悩ますのは、客先からのお誘いです。
これからお話しするのは、沖縄も目と鼻の先の南の離島、与論島に新しい発電設備を建設したときのことです。
設備の据え付けが終わり試運転も問題なく終了、あとは通産省(当時)の最終検査を受けるだけでした。検査に合格したら、発電設備の正式認可を祝い、宴会を開くから出席するようにというものでした。
祝いの宴席と言うのは与論献奉(けんぽう)と呼ばれ、黒糖焼酎を注いだ直径30cmはあろうかという盃を一気に飲み干すのです。飲み干したあとは、車座に座った全員が飲み終わるまで盃を回します。一周終わると次のひとが起点となり二度めの周がはじまります。そして、それが延々と続きます。
客先は山羊を一頭つぶすほどの歓待ぶりです。出席を断るのは至難の業でしたが、客先の所長とは工事中に何度か一緒に食事をしたこともあり、懇意にしていただいていたので酒は何とかご容赦頂きました。もし、まともに飲んでいたら僕は今頃この世に存在していなかったかも知れませんね。
後で聞いたところ、日頃 酒豪を自負しているひとの半数以上がべろんべろんに酔いつぶれてしまうとのことです。
それでは、遠い昔の思い出を肴に、きょうの気分は リオ五輪のレスリングフリースタイル女子の3階級 金メダルを祝して「夏野菜の焼きそば」に「GOLD RUSH」、いえ冷えた麦茶で乾杯!
雰囲気だけでも 、KANPAI JAPAN 🍻
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