猪に噛まれた!
笛寺だ。 前回は不幸なできごとで沈み勝ちだったが、今日は明るい話題をまず。
オリンピックのテニス3位決定戦で錦織がナダルを破り銅メダルを獲得した。よく頑張った。心からおめでとうと言いたい。
話は変わるが、町の真ん中の交差点で中年の女性が、猪に襲われるという事件が起きた。一昨日の未明のできごとだ。
ニュースによれば女性は手にもっていたビニール袋を奪われた。中味はパン、スナック菓子、チョコレートだったそうだ。余談ながら、チョコレートは猪の好物らしい。
猪がビニール袋を鼻に架けて逃げて行くのが目撃されている。それだけなら窃盗の罪状で済んだものを、あろうことか、猪は物を盗んだ上に女性のお尻に噛みついたものだから、例え畜生の猪でも罪状は「強盗」とある。強盗となればきわめて重罪である。
江戸時代なら火盗(火付け盗賊)改めの鬼平に追われるお尋ねものになる。鼻に引っ掻けて猪突猛進よろしく逃げ去ったと言うのが、いかにも猪らしくて滑稽かつ心憎い(イカンイカン・・噛まれたご婦人に失礼)のだが、人を噛むというのはいかんとも赦し難い。
猪などには出会わないに越したことはないが、もし、不運にも「しし」に遭遇したら、背中を見せて逃げるのは絶対駄目。背中を見せると、ししは自分の方が強いと思って追いかけてくる。しからば、どうするか。ししを睨み付けながら後退りするのが鉄則。その時「猪汁にするぞ」と大声で怒鳴るのもいい。ただ、その効果のほどは定かでない。
思うに、人がむやみに猪に餌を与えたりするからこういうことが起こる。人が持っているものは食べてもいいと思わせるから、人を襲ってまで奪うということが起きる。これは将に人災というべきだと思う。
野生の生き物は自然の中に置く。それが野生の命にとって最も相応(ふさわ)しい。食べ物が少なくて空腹だろうなどという中途半端で身勝手な思い込みは慎みたい。
そんなきょうの気分は、猪汁でと言いたいところだが、余りにも暑いので、同僚と共にビールを飲みながら「ホルモン鍋」をつついてきた。こちらも「鍋」で汗をかいた。
もう少し飲みたい気分なので「ナッツにイカ、そして缶つまのホタテ貝とドライトマトのオーリオ」と「コロナビール」
ライムを絞って飲むと酸味が心地良く、アンチョビ風味の缶つまとの相性もいいものだ。
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